ダバオ市第1地区選出のパオロ・ドゥテルテ議員の息子が、市内第3地区の奥地に住む先住民族のため、320台のミシンをダバオ市政府に寄贈した。パオロ議員は、息子のロドリゴ・ドゥテルテ2世氏が代読したメッセージの中で、ミシン購入に大きく貢献した中国への「深い感謝」を述べた。
チャオ・シュウ・チェン総領事率いる在ダバオ中華人民共和国総領事館もまた、このイベントのパートナーであることの感謝を伝えた。シュウ・チェン総領事は、「このミシンは地元の人たちを手助けすることができる。観光や文化を促進するためにミシンを使うことができるのだ」と述べ、この活動はダバオ市政府と中国の協力の証であると付け加えた。
ロドリゴ氏はまた、市の先住民族コミュニティへのミシンの配送と配布を支援し、設置場所を提供した市政府に対しても感謝を示した。さらに、この機会は単なるミシンの提供ではなく、明るい未来への希望を象徴するものであり、先住民族にとって忘れられないイベントであることを強調した。機械の操作や小規模企業の管理に関する訓練は、コミュニティベースのプロジェクトの持続可能性を支えるという。
先住民族の文化が受け継がれるためにも、他の市民との交流は必須であり、今回の寄贈はそれを盛り上げるきっかけとなっただろう。一方で中国との関係にも注目したい。先日は彼の祖父にあたる前大統領が中国を訪問していた。ローカルかつグローバルな動きと言えるかもしれない。