ダバオ市第1地区選出のパオロ・ドゥテルテ下院議員は、国の幹線道路を走ることを許可されているバイクタクシーの台数制限を撤廃しようという政府への要請を受け、バイクタクシーの運行を規制する法案を可決するよう他の議員らに求めた。
下院法案第4470号は、ベンゲット州選出のエリック・ヤップ議員、ACT-CIS選出のエドビック・ヤップ議員と共に提出したもので、バイクタクシーを合法化し、同時に規制するための法案であり、その他14の類似法案も含まれている。
パオロ議員は、2019年に立ち返り、陸上交通許認可規制委員会(以下LTFRB)が交通手段としてのバイクタクシーの「実行可能性と安全性」に関するパイロット調査をまだ発表していないことを指摘した。同氏はまた、運輸省(DOTr)の要請でLTFRBが同年に設立したバイクタクシーの技術作業部(TWG)についても言及した。これは2022年に改組され、現在も一部のバイクタクシーサービスのパイロットプログラムの監視を担当している。
しかしパオロ議員曰く、調査の範囲外で営業しているバイクタクシーは増加の一途を辿っている。いくつかの消費者団体や交通関連の団体は、TWGによるバイクタクシーの営業台数制限の撤廃を要求している。
これらの団体は、速く手頃で便利な移動手段が不足しているため、適切な訓練を受けていないライダーが違法な2人乗りをし、さらに自分自身と乗客を守るための保険にも加入していないことを主張した。
規制が定まらないことには、取り締まりも難しい。実際ダバオ市内ではバイクタクシーが多く見られるが、一見して合法か違法か判断するのは不可能だ。調査を完了させ、台数制限の撤廃と規制の折り合いをつけられるよう、迅速な対応が求められる。