陸上交通許認可規制委員会(以下LTFRB)が新たなルートを承認したことで、ダバオ市とダバオオリエンタル州ボストンを結ぶ直行便が開設された。ダバオ市からコンポステラ、カティールを経由しボストンへ向かう便と、その逆方向の便が、計18台提供されることになる。
ダバオ市唯一のバスターミナルである、ダバオ市オーバーランドトランスポートターミナル(以下DCOTT)は7月第1週、ダバオ市からボストンへの新たなバス路線を開設した。「ダバオメトロシャトルバスが運行を開始したのは、LTFRBが最近新しい路線を認可したからだ。昨日はダバオ市からボストン行きのバスが4便、ボストンからダバオ市行きのバスが4便、同時に運行された」と、DCOTTマネージャーのアイサ・ウソップ氏は取材に応じた。
この路線が承認されたのは、LTFRBによる調査の結果、追加路線が必要との判断が下されたためである。ダバオオリエンタル州のボストンに向かう乗客にとって、混雑の少ない乗車体験はもちろんのこと、これは市のターミナルにとっても収入増というメリットがあるとウソップ氏は語った。同氏によると、ダバオオリエンタル州カティールへの別ルートも準備中だという。
一方、DCOTT内でより整然とした運営を実施するため、警備員を派遣し、敷地内とその周辺での交通規制を実施したという。警備員は、ターミナル内外の交通の流れを妨げているバスの運転手に対してだけでなく、DCOTT内の歩行者専用レーンを使用しない歩行者に対しても違反切符を切ることができる。
カダヤワン祭りが近づいているため、ウソップ氏は乗客に対し、タスクフォースダバオが実施するセキュリティガイドラインを遵守するよう促した。
カダヤワンの際には、特にボストンからダバオ市への人の流れが活性化ことが予想される。同時に人が集まることで渋滞も発生しやすくなると考えられるが、まずは安全な運行をお願いしたい。