2022年6月7日(火)、フィリピン政府はパンデミック以降、庶民の足である古い乗り合いバス(ジープニー)を廃止し、代わりに新しい公共のバスを通行させるプロジェクトを徐々に推し進めているが、ダバオ市においても、ジープニー廃止で影響を受けるおよそ二万人のドライバー向けに支援を強化する動きが活発化している。
ダバオ市の担当者によると、政府のプロジェクトにおいて影響を受けたとされる市内およそ二万人のドライバーに対して、政府からの財政的な援助を利用してもらうための登録を呼び掛けており、現在までに8,570名が登録を完了させたということだ。また登録者のうち受給の資格が有りと認定された6,342名に支援が実施されるという。
市ではこのプロジェクトで影響を受ける事業者に最大10万ペソ、フルタイム勤務のジープニードライバーが受給の資格有と判断された場合は8万ペソの支援金が支給されることになっているとしている。伝統的な乗り合いバス(ジープニー)がダバオの街から見かけなくなる日もそう遠くないかもしれない。