6月22日の朝、Facebookを通じて拡散された未確認の爆弾騒ぎにより、サンタアナ中央小学校の授業は中断され、児童の保護者たちがパニックに陥る事件が発生した。
サンタアナ警察署は、ダバオ市警察の爆発物処理班とK9ユニットチームが構内を捜索し、爆発物がないことを宣言し、情報の拡散についても検証した後、この爆弾騒ぎはデマであると発表した。
サンタアナ警察署副署長のリザリト・クラピス警部によると、偽情報は保護者の1人がSNSでメッセージを受け取ったことに端を発した。騒ぎはすぐにエスカレートし、子供を迎えに駆けつける保護者が溢れる事態につながったという。
「当初、保護者はFecebookからこの情報を受け取り、その後教師に知らせたが、瞬く間に情報が拡散した」とクラピス警部は事件後、記者団に対して語った。
保護者が校門に押し寄せる中、学校と警察当局が周辺の安全を確保しようとし、緊張が高まった。その後、校長が保護者に対し、まず幼稚園児から下校させると説明し、事態は沈静化した。幼稚園児の後、小学生の保護者のために別の門を解放した。
ダバオ市ではここ数年テロは起きていないものの、つい先日は自動車の爆発事件があった。今回は爆発物はなく、SNSのデマで終わったが、実際に爆発物が発見された場合の対応についても検討する必要がありそうだ。