【ミンダナオッチ】気分は映画のワンシーン、シャルガオ島おすすめカフェ3選〜昼の部〜

シャルガオ 昼の部
シャルガオ 昼の部

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​皆さんこんにちは!ダバオッチのミズキです。シャルガオ島特集も第2弾。前回は少年の日の思い出(小説ではない)のような海を浴びましたが、今回は優雅に大人のカフェ巡りと洒落込みます。

シャルガオ島の南東部を南北に走るツーリズムロード。南端のジェネラルルナからクラウド9まで北上すると、おっ、と目を引くようなカフェがポツポツあります。あっちにもこっちにもあります。特にジェネラルルナの中心部に関しては、カフェカフェレストランホテルタトゥースタジオカフェ……(以下略)といった様子で、どこに入ればいいか迷ってしまうほど。

ということで、この記事では、シャルガオの昼をのんびり大満喫できるカフェ3選をご紹介します!どのカフェもおしゃれな内装や景色の中で美味しいメニューを堪能できます。

ところで筆者は午後にカフェを1軒回った後、次の日の午前中で4軒回るなどという意味不明なスケジュールを強行しました。残り2つは夜の部でご紹介しますが、カフェ4軒はしごなんて真似はしない方が良いです(笑)。

皆さんは時間を分散してお楽しみください。

まずはミンダナオッチのおさらいです。

ミンダナオッチロゴ

ミンダナオッチでは、ダバオを飛び出して未開の地、ミンダナオ島全体の政治、経済、観光、治安、おすすめ情報を皆さんにお届けします。

ミンダナオ島の話

ミンダナオ島はフィリピンでルソン島(マニラ首都圏のある島)の次に大きな島で、ダバオッチの本拠地ダバオ市がある島でもあります。フィリピンの南部、赤道に程近い低緯度にあるため常夏の気候が特徴です。日本では見られない植物の緑に、建物のレンガ色の屋根、真夏の空の青と、ビビッドな色彩が印象的です。

この島は、首都マニラがあるルソン島に比べて、ムスリム(イスラム教徒)が多い地域です。かつては紛争があり、その影響で治安に不安があると思われがちです。しかし現在は、日本とまでは行きませんが、かなり落ち着いてきました。都市により雰囲気は違うものの、明るく温かく人が多いです。

観光地としては、中小規模の都市が島内各地に点在しており、それぞれ美しい海を持っています。まだ大手資本に見つかっていないのか、あまり手の入っていない秘境の海がたくさんあります。行くなら今のうちです。ちなみにフィリピン最高峰のアポ山(標高2,954m)を頂くのもこのミンダナオです。

海だけでなく、スペイン占領期の歴史ある街並みや、それ以前から紡いできた独自の歴史も街ごとに異なります。行く都市によって「ミンダナオ島」のイメージがガラッと変わることでしょう。

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シャルガオ島の話

シャルガオ島(Siargao Island)は、ミンダナオ島の北東に浮かぶ島です。1980年頃からサーフィンにお誂え向きの波が注目を集め、以来世界中から旅行者が集まるビーチリゾートへと進化してきました。

特に良い波が寄せるのがクラウド9。そこから南のジェネラルルナという地区に向かって道が伸びており、ここが島で最もホットな場所です。ホテル・レストラン・カフェ・土産物屋などが軒を連ね、連日の賑わいを見せています。

ヨーロッパやオーストラリアからの旅行者が多く、行き交う人々の言葉は大抵英語です。観光が島の一大産業なので、ホテルはどこも清潔で、レストランやカフェにはハズレがありません。建物の見た目も雰囲気が統一されており、日本で言う京都のような「旅行者向けの観光地」といったイメージです。

最近では、2021年の12月に台風オデットという巨大な台風に襲われ、壊滅的な被害を被りました。しかしそこから2年と経たないうちにほとんど復興が完了しており、現在は以前以上に洗練されたリゾート地の雰囲気を楽しむことができます。

ダバオからシャルガオ島までの行き方

ダバオからシャルガオ島までは空路がおすすめです。セブ・パシフィック航空のセブ・ゴーがダバオからシャルガオ島、シャルガオ島からダバオの直行便を週3便(月水金)で運航しています。(2023年4月時点)コロナ前はフィリピン航空もダバオ発着で直行便が毎日就航していましたので復活も近いかもしれません。

所要時間は1時間20分。ダバオを8時15分に出発し、9時35分にシャルガオに到着、復路はシャルガオ島を6時35分に出発し、7時55分にダバオに到着します。

復路は朝早いので、ホテルから空港までのバンを予め手配しておくと良いでしょう。ホテルの人に頼むと手伝ってくれたり、予約してくれたりします。空港からジェネラルルナまでは片道300ペソです。セブパシフィック航空

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Coco Frio ココ・フリオ

以前はアイランドホッピングのオフィスの近くで営業していたこちらのカフェ。前述の台風オデット以降、場所を移して再オープンしました。赤と青の鮮やかな色使いと涼しげな簾が目を引く外観です。

夕方に店を訪れると、店の内外の席がかなり埋まっていました。閉店時間の5時まであと1時間を切ってこの混雑具合。地元の人も旅行客も来ているようでした。

メニューは外からも見える壁にかかっています。星がついているメニューが売れ筋商品。筆者は今回右下の「COCONUT COFEE FREEZE」ココナッツミルク入りベトナムコーヒーにココナッツアイスを乗せたメニューを注文しました。お値段は160ペソ。

そしてやって来たのがこちら。ココナッツとコーヒーの色のコントラストが素敵な一品です。ストローが金属というのがなんだか新鮮でした。下の層から順々に味を楽しんで、それから少しずつ混ぜていただきました。

混ぜたものがこちら。こちらのココナッツアイスはなんと自家製で、食感の残る適度な粗さと自然由来の優しい甘味が特徴。これがまあなんとコーヒーと合うこと……。無限です。世界一美味しいアイスはこれではないかもしれませんが、世界一無限に食べられるアイスはこれです。

コーヒーやアイスはそれぞれ単品でも注文できます。別で食べてももちろん美味しいので、ぜひお試しあれ。

White Beard Coffee ホワイト・ビアード・コーヒー

続いてはWhite Beard Coffee。白い髭のオーナーがオープンしたこちらのカフェは、移転前のCoco Frioの近く、すなわちジェネラルルナのかなり南の方にあります。朝7時と開店時間が早く、月曜から土曜日は午後3時まで、日曜日は12時までの営業です。

看板もおしゃれです。ちなみにメインロードから外れていることと、やや見つけにくい外観から、トライシクルに乗ってくることをおすすめします。中心からは、乗り合いでなければ30ペソで来られます。乗り合いだともう少し安く、25ペソくらいになります。

朝食のメニューが人気だそうで、筆者はフレンチトーストとアイスコーヒーを注文しました。合わせて300ペソ。フレンチトーストはトッピングが何種類かありましたが、「甘いものは甘ければ甘いほどいい党」の筆者は一番甘そうなベリーとバナナを選びました。

こちらは断面図です。分厚いパンとキャラメルソース。それにバナナと甘酸っぱいクランベリー。どう組み合わせても大優勝です。おめでとうございます。コーヒーをちびちび啜りつつ完食しました。

他にもフィリピンの朝食の定番である「米・肉・卵」の組み合わせを選べる〇〇シログも食べられます。美味しくて小洒落たいい感じの朝ごはんが食べたい方におすすめです。

オフィスが近いということは海も近いということ。徒歩2分くらいで海岸線まで出られます。カフェの後に浜辺をのんびりお散歩すると、バカンスの雰囲気が出て楽しいですよ。

Shaka シャカ

最後にご紹介するのはこちらのShaka。フィリピン国内に何店舗か店を構える系列店なのですが、こちらの店舗はクラウド9にあります。席も全て屋外に設置され、開放感が味わえる設計です。白くて分厚い波が押し寄せるのを目と耳から感じられる特等席になっています。

営業時間は朝の6時半か夕方5時まで。海が一番鮮やかな時間帯を、茅葺き屋根の陰から優雅に楽しめます。ドリンクからフードまでかなり品揃えが豊富です。中でも朝食セットや日替わりサラダがお店のおすすめとのこと。

少し粗いですがメニューはこんな感じ。全体的にカラフル、かつ健康にも良さそうです。筆者はここではココナッツとバナナのシェイク(Coconana、220ペソ)と日替わりサラダ(Salad of the Day、270ペソ)を注文しました。

ここで悲しいお知らせがあります。サラダ……来ませんでした……(泣)。2回確認しても来なかったので、サラダは諦め、大人しくシェイクを飲むことに。シェイクは驚くほど濃厚で、かなりフルーツの割合が高いように感じました。ちょっとお高いだけのことはあります。ココナッツとバナナが合わないわけもなく、冷たい甘味が心地良い……。

サラダは来ませんでしたが、その分払い戻しはスピーディーにやってもらえました(笑)。フードメニューは、次来たときのお楽しみということで。

おまけ:Cloud 9 クラウド9

Shakaに来た際に立ち寄って欲しいのが、クラウド9の遊歩道。Shakaから徒歩10分もかからずに行けます。100ペソの環境税を入り口で支払い、台帳に記名します。

遊歩道の手前にはフォトスポットが2ヶ所、方やタンドゥアイというお酒の、方や通信大手のスマートの影がチラリ……。

時刻は大体午後の1時。潮が引いた時間帯だったようで、波はかなり遠くに見えます。それにしても恐ろしいほどの透明度。サンボアンガのサンタクルス島、前回のアイランドホッピングときて、「きれいな海」の基準がバグって来ましたが、底までくっきり見える浅瀬というのは相も変わらずテンションを上げてくれるもの。

波はこんな感じでした。一般に良い波は朝方に寄るとされているので、朝に来るともっと圧が凄まじいのだろうと予想できます。しかしこの時間のこの距離でこの分厚さということは、一体どれほどの高さの波なのでしょうか。高いところでは1メートルを超えているようにも見えますね。

途中の階段から下に降りました。筆者はこういうちょっと暗くてひっそりした、秘密基地にできそうな空間が大好きです。足元をよーく見ると、半透明のカニやら小魚がたまーに顔を出してくれるのです。

奥の柱が壊れているのは台風の影響です。他にも一部手すりがなくなったままの場所がありました。Google Mapを見ると台風以前の写真も残っているのですが、まるで違います。2023年3月時点のシャルガオ島で、最も台風の爪痕が残る観光スポットでした。

まとめ

クラウド9の写真で見えたように、コンクリートの中が剥き出しになるほどの台風から再生したシャルガオ島。全てのカフェやレストランが新しく、勢いのある活気が島全体に溢れています。

今回紹介したカフェはたった3つですが、他にも人気のあるお店は山ほどあります。それぞれに強みを生かしたメニューが展開され、地元の人からも観光客からも愛されているお店ばかりです。

しかしあんまり多いので、ネットで調べても結局どこがいいのか分からない、ともなりがちです。そんな時は、宿泊先のホテルのスタッフの皆さんに聞くのがおすすめ!基本的に誰に聞いても親切にイチオシを教えてもらえますよ。

そして次回は夜の部。シャルガオの夜について特集します。ホテルのオーナーさんに教えてもらったお店にも行ってきました。絶品の晩御飯とシャルガオの煌びやかな夜は、むしろここからが本番といった雰囲気でワクワクすること間違いなし!ぜひ今回の記事と合わせてシャルガオの雰囲気を感じてくださいね。

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