2023年3月30日、教育者団体のthe Alliance of Concerned Teachers(以下ACT)は、教育大臣を兼任するサラ・ドゥテルテ副大統領は、教師に対する攻撃で職務権限を浪費していると非難の声を上げた。
ACTフィリピンは3月30日に声明を発表し、サラ氏が8ヶ月前に教育大臣に就任して以来、教育分野におけるいかなる問題にも対処していないと主張した。これには、教師の給与引き上げ、超過勤務手当、追加給付、教師の増員などを求める現場の声が含まれる。
これに対し31日、サラ副大統領は、自分の任期中に学校を再開し、現場での対面授業を再開したと反論した。さらに、より多くの教師を雇用し、教室の数を増やすことを目的とした教育省のMatatag Agendaを立ち上げたと付け加えた。先日もサラ副大統領とACTは激しい応酬を繰り広げ、サラ副大統領はACTが先日の運輸部門のストライキを指示したことを避難した
サラ副大統領の政策には教師の学外指導を制限するものなどがある。これもACTが批判している政策の1つだろう。確かなのは両者とも教育を重視していることだ。対して日本はどうだろうか。これを機に、教育という国の基本について改めて考え直したい。