ダバオ市警察(THE Davao City Police Office :以下、DCPO)は毎年12月25日にドゥテルテ一家によって開催されている「タールでのお祝い(Pahalipay sa Taal)」に40,000人のダバオ市民が集まると予想している。12月12日、DCPOの広報担当者は地元紙のインタビューにて、ダバオ市は最低でも4万個もの食べ物や缶詰など詰め合わせを市民や近郊の地区からやって来る人々のために用意していると言及。この食べ物詰め合わせは年齢を問わず誰でも貰えるという。
同氏によると、ドゥテルテ元大統領が国際的に有名になってからというもの、このイベントでプレゼントを貰える人数は年々増加しているという。さらに「DCPOだけでは対処できないので、ダバオ地方警察官(Police Regional Office:PRO)などの警備部隊に600人の増員を要請した」と、予想される参加者の人数に合わせ総員6,000人の警備を置くことを強調。安全のため、イベント中は厳しくガイドラインに従うようダバオ市民に促した。
ガイドラインは以下である。
- リュック禁止
- 透明の水筒のみ使用可
- ジャケット禁止
- 尖っている物の持参禁止
- できればマスクの着用
- 代表者が食品詰め合わせを受け取ることが許されているので、乳幼児や高齢者を連れてこない
イベントはドゥテルテ大統領の自宅があるダバオ市バランガイバンカルのタールロード沿いCentral Park Subdivisionで開催される予定で、ダバオ市ではクリスマスのお祝いはコロナ禍で2年間オンライン開催だったため、今年は待望の対面開催となると期待したいとしている。大きな盛り上がりを見せるダバオのクリスマスに来る際は、事前にガイドラインを要チェックだ。