フィリピンから中国に新鮮なドリアンを輸出する合意が締結された後、フィリピン農業省ダバオ地方支部（DA-Davao）はドリアン農家が認可を受けられるようサポートすると決定した。
1月24日、農業省ダバオ地方支部は、DA-Davaoのデータによると最低でも62の農家がここまで認可を受けているが、中国がより良い農業の実践と高品質のドリアンを求めているため、条約締結以降その他多くの農家が認可承認を目指していると、現在の状況について語った。
加えて、農家たちがDA-Davaoに認可承認のための協力を仰いだので今回の決定に至ったという。今後、公認されたドリアンがスタンダードになると、公認を受けていないドリアンが供給されなくなる可能性がある。
DA-Davaoは今回の措置に3億5000万ペソの予算を提案しており承認されれば、5年間の計画の中で、栽培資材の調達や実地トレーニングなどに充てられる予定だ。
認可の獲得の他にも、現在DA-Davaoはダバオ地方のドリア農園の拡大にも努めており、54万キロものドリアン輸出が見込まれている。同省ダバオ地方支部は「もし私たちが現在使用していない地域をドリアン農園として活用できれば、輸出可能な農作物になるので農家と国に対し利益をもたらすでしょう」と農地拡大の利点についてコメントしている。
フィリピン統計局（Philippine Statistics Authority）のデータによると、2021年には、ダバオ地方で約57万キロものドリアンが生産された。フィリピンから輸出されるドリアンの多くはダバオ地方、とりわけダバオ市産で、フィリピンのドリアン産業を支えているという。
中国人は弾力性があり熟すと甘くなる種を好んでおり、中国とフィリピン間の合意に基づきプヤットドリアンのみが中国に出荷されている。
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