【遊ぶ】これが私のウェイ・オブ・ウォーター!ダバオオリエンタルの海を遊び尽くす!!

ティナイタイ

こんにちはダバオッチ編集部のツキです。現在世界的に大ヒットしている『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。同作を手掛けるジェームズ・キャメロン監督が海に深く魅了されていることは火を見るより明らかです(魅了されているのは水なのでややこしい表現ですが(笑))。当の筆者も、ジェームズ・キャメロン監督のように大金を叩いて深海に行くなどは叶わないものの、海に魅了され慎ましやかに海レジャーを享受する一人です。

ダバオの映画館にてIMAXで同作を視聴しすっかり海熱が高まった筆者は、早速美しい海を求めてダバオオリエンタルまで行ってまいりました〜!ダバオオリエンタルにある「キャンボーロン湾(Cambalion Bay)」には大規模な珊瑚礁が広がった「ティナイタイ(Tinaytay)」というシュノーケルスポットがあります。

「ティナイタイ(Tinaytay)」おおよその地点

ダバオオリエンタルはダバオ市から車で2時間ほどの隣の州にあたります。今回のダバオオリエンタル滞在も、ダバオッチではすっかりお馴染みの児童養護施設「ハウスオブジョイ(HOJ)」にお世話になりました。

HOJ ハウスオブジョイ
ダバオオリエンタルの児童養護施設「ハウスオブジョイ(HOJ)」

ハウスオブジョイ(HOJ)

車で「ウラワビーチ(Urawa Beach)」へ

HOJ ハウスオブジョイ
ハウスオブジョイの子供たち @ウラワビーチ

HOJから車で10分ほどの場所にあるウラワビーチに向かいます。ウラワビーチはHOJ創設者、烏山夫妻が所有するビーチで、埼玉県浦和にある教会の助けを借りながら設備を整えたことなどから、地名に因んでその名が付けられました。海なし県埼玉の海はダバオオリエンタルにあったんですね!(笑)こちらのビーチ、現在はリゾートになっているので一般客も有料で利用可能ですが、HOJに滞在すれば、天候が悪かったり特別な事情がない限り週末は子供たちとビーチへ行くのが習慣らしく、子供たちと一緒に無料でビーチに行けちゃうかも!水道、炊事場、ハンモック、ツリーハウス、テーブル・ベンチなどの施設も充実したとても素敵なビーチです。

ウラワビーチ
ビーチに着き子供よりはしゃぐ大人たち(筆者を含め…(笑)写真はHOJ事務局長シンさんこと、澤村信哉さん)

ウラワビーチ(Urawa Beach)

ウラワビーチにある沼地でナマズ釣り ©︎Shinya Sawamura

船で「ティナイタイ(Tinaytay)」へ!

HOJ事務局長のシンさんがチャーターしてくださった船でウラワビーチからティナイタイへ向かっていきます。本当にありがたい…!

ウラワビーチ
船に乗り込む様子

船に揺られること約30分、珊瑚礁に近づいてきたようです。ベタ凪とまでは言わないものの水面も穏やかでこれは透明度に期待も膨らみます!

ティナイタイ
天気はイマイチでしたがこれはこれで奥に望む山々がとても幻想的です

さて、いよいよ泳いでいきます〜!!

ティナイタイ

ティナイタイ

見てください!曇っているにも関わらずこの透明度!珊瑚の種類、魚の種類もとても豊富です。

ニモ(カクレクマノミ)にもしっかり密着取材してきました。

筆者がすっかり美しい珊瑚と色鮮やかな熱帯魚たちに夢中のなか、HOJの子供たちはモリで魚をついていました。これぞフィリピンのウェイ・オブ・ウォーター!「花より団子」ならぬ「珊瑚より魚」です。

こちらは水中をスイスイ泳ぐシンさん。まるで半魚人(!?)バブルリングのやり方も教えてもらいました〜 筆者も半魚人になるべく精進してまいります!!

この日は、先ほど紹介したニモや紅いニモことスパインチーク・アネモネフィッシュ、ヘラヤガラという細なが〜い魚の黄変種、日本では8000円ほどで売られている熱帯魚のニシキヤッコなど、沢山の魚たちに会えました〜!筆者水中写真はまだまだ練習中でして上手く写真に収めることができなかったので、この日に見た魚たちとシュノーケルの様子はシンさんが作ってくれた動画でお楽しみください!

この日見た魚以外にもティナイタイでは色々な種類の魚に会えるようですよ〜

岸に戻って腹ペコBoodle Fight!!

さて、岸に戻ったら昼ごはんの時間です。沢山泳いですっかりお腹ペコペコ。海に行った時は空腹の後の美味しいご飯も含めて最高の楽しみなのです。

Boodle fight
ブードルファイト(Boodle Fight)

この日のご飯は「ブードルファイト(Boodle Fight)」!!大きなバナナの葉っぱの上に拵えられたパーティー料理のことを指します。元はフィリピンの軍隊発祥の料理のようです。こちらをワイルドに手掴みで食べていきます。日本では考えられない食べ方に当初は後ろめたさを感じていましたが、一度吹っ切れてしまうと楽しくて仕方ありません(笑)!なんだか幼少期を思い出します。ちなみに手掴みで料理を食べることを「キナモット(Kinamot)」と言うそうです。

先ほどまで「綺麗〜♪」と言いながら眺めていた魚を躊躇なく食らっていきます。結局筆者も「珊瑚より魚」だったようです(汗)

夜の海はリアルアバターの世界!?

昼ごはんの後は一度HOJに戻り、夜のメインイベントに備え散々昼寝をしました。夜のメインイベントとは、そう「夜光虫とのナイトスイム」です!実は筆者、昼のシュノーケルより何よりこちらを一番楽しみしていて、今回の滞在はわざわざ夜光虫が綺麗に見える新月の時期を調べダバオオリエンタルに訪れていたのです!

とはいえ夜の海でのシュノーケルは、散々海レジャーを楽しんできた筆者にとっても初めての経験です。夜の海は海岸から眺めていても、昼間とは打って変わった静けさと飲み込まれそうな畏怖を感じるのに、そこに身ひとつで入っていくのです。とても怖いし、とても緊張します。

波打ち際の水中で手を揺らしてみると、夜光虫が光っています!綺麗…!波打ち際でも既にとても綺麗なのですが、夜光虫の淡い光はより暗い所、より水の透明度が高いところで見ると一層美しさが引き立ちます。つまり、波打ち際では近くに灯りがある上、波で砂が巻き上げられてしまうので、夜光虫の真骨頂は発揮できません。これを見て恐怖よりももっと良いコンディションで夜光虫を見て一緒に泳ぎたいという気持ちが上回り、沖に行く決心がつきました。適度な緊張感を保ちつついよいよ入水。フィンとマスクをしっかり付け、シンさんと一緒に沖に向かって泳いでいきます。

シンさんを追って沖に泳ぐ間も、シンさんの泳いだ軌跡で夜光虫が光り道標になってくれます。淡く優しい光を放つ夜光虫の周り以外は、海底も海の奥もひたすら暗闇が広がっています。その状況に恐怖を感じるのはもちろんですが、水中特有の浮遊感と温かい闇に包まれている感覚は不思議と安心感も与えてくれます。

ある程度深さのある場所に辿り着きました。人家の灯りや喧騒から離れひたすら闇と静けさが広がっています。動くとそれに刺激されて夜光虫が光り輝きます。夢にまで見たアバター、リアルパンドラの世界です…!地球でもこんな体験ができるなんて。宇宙にはもちろん行ったことはありませんが、ひたすら広がる暗闇と浮遊感、目の前でシュワシュワと光り輝いては消えていく夜光虫の光を見ていると、宇宙ってこんな感じなんだろうなという気すらしてきます。20分ほど地球離れした体験を散々堪能した後、岸に戻りました。

夜光虫
©︎Shinya Sawamura

夜光虫は筆者が持っていたカメラでは写らなかったので、こちらはシンさんが作ってくださった夜光虫ナイトスイムのイメージ図です。とはいえ、夜光虫と一緒に泳ぐのはこちらの画像や、筆者の拙い言葉では筆舌に尽くし難い光景を見せてくれます。皆様にもぜひ一度、ダバオオリエンタルで「地球離れした」経験をしていただきたいです〜!(※夜の海での遊泳はとても危険です。必ず適切な装備を整え、その海を熟知した監督と2人以上で行いましょう。)

まとめ

朝はティナイタイでシュノーケル、昼はBoodle Fightでワイルドに海の幸を食らい、夜は夜光虫とナイトスイム。まさに海尽くしの1日でした。海は筆者のような楽しみ方を始め、ただ眺めるも、ビーチでまったりするも、ワイルドに漁をするも良しで、多種多様な楽しみ方があります。皆様もダバオオリエンタルで自分なりの「ウェイ・オブ・ウォーター」を見つけてみませんか?

ご興味のある方はHOJ公式HP、もしくはハローワールドツアーズまでお問い合わせください〜⬇️

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