ダバオデオロ州の一部地域にて、大雨による地滑りの危険があるため1月14日、15日の週末にかけての避難が住民に呼びかけられた。マコ市では1月14日に地滑りが発生し、24世帯が影響を受けた。マコ市の災害リスク削減管理局(MDRRMO)によると、家屋6軒が深刻な被害を受け、7軒が部分的に被害を受けたという。
マコ市長のRimando氏、ダバオデオロ州知事のGonzaga氏らが被災地を視察に訪れた際、避難民に対し最初の現金支援と食料の配給が行われた。フィリピン情報局ダバオデオロ州支部は「州の社会福祉開発局が救援活動を行い、避難民に家族用テントを提供する予定である」と述べている。
また、モンカヨ市でも一部地域で強制避難が命じられた。モンカヨ市の災害リスク削減管理局(MDRRMO)は市長のZamora氏からの指示を受け、住民の安全確保のためPuroks15、16、17、22の4つの地区に強制避難を言い渡した。
大きな被害を生んだ大雨は、1月14日(土)にダバオ地方のほとんどを覆った低気圧によってもたらされ朝から一日中続いた。その後、科学技術省の傘下であるPhilippine Atmospheric, Geophysical and Astronomical Services Administrationは、1月15日(日)午後時点で、時折激しい雨が降るものの豪雨は落ち着いたと報告している。
雨季に入り、ダバオ市も夜になると頻繁に雨が降るようになってきた。傘の備えはさることながら、常に防災への意識も怠らずにいたい。