【News】フィリピン名物「闘鶏」が3年ぶりに再開するもその課税額は3倍へ

鶏

ダバオ市議会は多くの人が密集した場所に留まるため、新型コロナウイルス蔓延の原因としてきた闘鶏の禁止を解除した。しかしながら、再開に伴い、ダバオ市は闘鶏にかかる娯楽税をコロナ前の10%から30%に引き上げた。

第一区選出のアルアグ市議は1月10日に放送されたラジオでのインタビューにおいて、増税は約3年ぶりとなるが、闘鶏の再開を許可する条件の1つが課税であったと語った。地方議会は、増税前に得られていた税収およそ1000万ペソの税収が2500〜3000万ペソになるだろうと見込んでいる。同氏によると、ダバオ市議会は12月の第1週に闘鶏へ課せられる増税の条例を承認し、その後12月23日にセバスチャン市長が調印した。

前市長で現副大統領のサラ・ドゥテルテ氏は6羽の鶏の闘鶏ダービー(the six-cock derby)に参加した複数人が参加後にコロナウイルスに感染し、これがミンダナオ島でのコロナパンデミックの「グラウンド・ゼロ」となった。そのため、前市長は2020年4月に闘鶏を禁止していた。

アルアグ氏は、徴税に加え、闘鶏再開によって地元経済にもたらされる恩恵を期待していると付け加えた。闘鶏参加のため、フィリピン国内様々な地域から何百人ものダービー参加者がダバオにやってくるのだ。闘鶏はダバオ市が経済活動を再スタートし観光客を増加させるための「経済成長の起爆剤」だという。

同氏は「闘鶏再開は税収が増えるという良い影響をもたらすだけでなく、多くのダービー参加者がダバオに来てホテルに宿泊したり、レストランや店に立ち寄ることによって観光業にも良い影響をもたらすだろう」と自身の見解を示した。

ダバオ市には8つの闘鶏場がある。闘鶏場は運営を再開する前に市議会からビジネス許可書を得る必要がある。市議会は、闘鶏事業者から適切な税金が徴収されることを確認し、不正な納税申告を防ぐための新しいシステムが導入されると述べました。また、闘鶏場の運営者はダービーが交通渋滞を悪化させないよう指示されている。

フィリピンを代表する娯楽の一つである闘鶏がここダバオで再開されるのは非常に喜ばしいことだ。市民たちが節度を持って楽しんでくれることを期待したい。

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