3月25日、国政選挙に続き、地方選挙についても選挙活動がキックオフとなった。ダバオ市でも第1~3地区の候補者が、その式に顔をのぞかせた。ダバオ市ではサラ市長の後任に誰が選ばれるかが注目される。
ダバオ市Calinanでおこなわれた式典には、現副市長であり今回、市長選への出馬を表明しているセバスチャン・ドゥテルテ氏も参加した。セバスチャン氏は、現大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏、現市長で副大統領選へ出馬しているサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏などが顔を連ねるドゥテルテ家の次男で、今回のダバオ市選挙の有力候補だ。
セバスチャン氏は、「正直に申し上げると、以前のフィリピンの政治は本当に嫌でした。しかし、皆さんが私たち家族を助けてくれたおかげで、フィリピンで何が起きているか、皆さんも目にしたことと思います」と語った。そして、市長になった暁には、平和と秩序に優先して取り組むと明らかにした。ドゥテルテ大統領、サラ市長が大事にしてきたことだ。
市長選には、前ダバオ市長の息子にあたる、弁護士のRuy Elias Lopez氏も出馬している。しかし、まだ選挙活動をいつ開始するかは発表していない。また、第一地区代表選についても、ドゥテルテ家長男のパウロ・ドゥテルテ氏と、Mags Maglana氏が出馬を表明している。開幕式ではMags Maglana氏は姿を見せ、有権者に支持を訴えたが、パウロ氏は姿を見せなかった。
地方選挙も始まり、フィリピン各地はさらに選挙活動が盛り上がってくることだろう。地方選挙は3月25日から5月8日までおこなわれ、本番を5月9日に迎える。