日本では現在、「AV出演被害防止・救済法案」いわゆるAV新法が波紋を呼んでいる。本人の意図に反してアダルトビデオに出演せざるを得なくなった人たちを救済する一方で、現場では撮影中止や事務処理に追いやられているのが現状だが、ダバオでは、より広い範囲での法案が出てきた。
第20回ダバオ市議会は、違法な賭博行為やポルノ、わいせつなコンテンツ、ウェブサイト、資料を投稿するソーシャルメディアアカウントを罰する法案を可決するよう、議会に要請した。
2022年7月19日(火)、ゲーム・アミューズメント委員長であるジェシカ・ボングヤン(Jessica Bonguyan)議員が作成した決議の中で、彼女は、上院と下院の両方が “社会への脅威とみなされる違法賭博行為から市民を守るため “この法案を可決すべきであると述べた。
これは「”ポルノやわいせつなコンテンツ “に触れることの危険性」から子どもを守るためでもあるとのこと。
同議員は、新型コロナウイルスの流行がソーシャルメディア利用者の増加をもたらし、新しい常識と習慣をもたらしたと述べた。その結果、違法なギャンブル行為やポルノコンテンツが横行するようになったという。このような状況を踏まえ、「違法な賭博行為やポルノコンテンツの脅威から社会を守る必要がある」とボングヤン氏は述べた。
また、この法案を可決させることは、”平和と秩序を維持し、社会一般の福祉を増進する “必要があるという、憲法の委任にも合致するとも述べた。
【制限】という言葉を調べると、「ここまでは許せるという限界を決めること」と出てくる。言い換えるなら許容範囲だ。それを法案として通そうとするのであれば、やはり双方の、もっと言えばできる限り多くの視点・観点から考えなければならない。なぜならその制限によって、対象の良さや面白み、本質を奪いかねないからである。仮に一つの視点のみで制限を決めたなら、それはまかり通ったエゴとなんら変わりない。