【News】ダバオ市での新型コロナウイルス陽性率 5%に

ダバオオリエンタルのワクチン接種会場

日本でも連日報道されている新型コロナ新規感染のニュース。上海では再びロックダウンの可能性が浮上する中、ここダバオ市でも、その状況は芳しくない。

ダバオ市COVID-19タスクフォースは、2022年6月26日から7月2日までに4人が死亡し、7月3日午後6時現在で陽性率が5%となったことから、ダバオ市民に公衆衛生の最低基準(マスク着用とこまめな手洗い)を遵守し、ワクチン接種を受けるようあらためて促した。

7月3日にPCR検査を受けた436人のうち、22人が陽性であった。この5%は、すでに許容される最大陽性率ではあるが、2022年3月に同市が警戒レベル1の状態になって以来、最も高い陽性率である。

ダバオ市では6日現在、新型コロナウイルスの現感染者数が103人となり、7月2日の102人からやや増加した。103人のうち54人が無症状、43人が軽度、2人が中等度、1人が重度、1人が最重度となっている。

また、2020年3月以降の72,727例のうち、少なくとも70,619(97.10%)が回復し、2,005(2.76%)が新型コロナウイルスにより死亡した。

なお、6月26日から7月2日までに死亡した4人のうち3人はワクチン未接種、残りの1人はワクチン接種を受けていたことが明らかになった。

7月2日現在、新型コロナウイルスの現感染者数はBuhangin地区が30人と最も多く、次いでTalomo(28人)、Poblacion(17人)、Agdao(11人)、Bunawan(6人)、Toril(4人)、Tugbok(3人)、Baguio(1人)、Carinan(1人)、それ以外の地区では症例が確認されていない。

市保健局(CHO)主任の医師、アシュレイ・ロペス氏(Ashley Lopez)は、7月4日月曜日の夜、新型コロナ感染者の増加は、ダバオ市民が行う社会活動や娯楽活動が原因であると指摘した。ロペス氏はまた「学校が休みでレジャーをしがちなこの時期、新型コロナの患者が急増することが予想される」と自身の考えをあらわにした。

続けて「ダバオ市は新型コロナワクチンの一次接種で集団免疫に達し、さらにそれを上回ったものの、ブースター接種の供給は依然として少なく、このことも市の新規感染者がわずかに増加した一因となっている」と語った。

「ワクチンの効果が薄れてきたこともありますが、ダバオ市が集団免疫を獲得したことで、感染者数を減らすことができ、病院での治療回数も少なく、重症化することも避けられました。とはいえ、新型コロナウイルスの流行はまだ終わっていないため、私たちはブースター接種を加速させる必要があります」とロペス氏は付け加えた。

日本では2022年7月4日時点で、ブースター接種(3回目接種)の完了者が7854万2228人、総人口の約6割となっている。それでも今なお新規感染が後を絶たないのだから、できることから徹底していきたい。

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