2026年5月29日午前、エコランド地区のSMシティ・ダバオで、機関合同のシミュレーション演習が実施された。今回の演習は、強盗や人質立てこもり、無差別発砲などの事案を想定したもので、治安上の脅威や公共緊急事態に対するダバオ市の対応能力を検証することを目的としている。
演習は午前7時ごろに開始され、死亡1人(コード・ブラック)、負傷者4人(コード・ブルー)が発生したとの想定で行われた。
参加機関は、ダバオ市警察署(DCPO)、市公共安全保安局(PSSO)、タスクフォース・ダバオ、特殊武装警察(SWAT)、ダバオ市災害リスク管理局(CDRRMO)、セントラル911、消防局(BFP)、およびSMシティ・ダバオの緊急対応チームである。
現場指揮官を務めたエディソン・フィエスタ警察少佐は、今回の訓練について「将来起こり得る事態に備えるためだ」と述べ、対応要員と市民双方の準備態勢を強化することが目的だと説明した。
今回の演習では、公共空間というリスクの高い環境下における機関間連携や緊急対応手順、避難プロトコル、危機管理能力などが検証された。
SMシティ・ダバオでこのようなシミュレーション演習が実施されるのは今回が初めてであり、法執行機関、救助隊、消防隊が連携して危機対応訓練を行った。
ダバオ市では、2025年にもランダース・スーパーストアで同様のシミュレーション演習が実施されており、その際は即席爆発装置(IED)の脅威に対する機関間の対応能力が検証された。
当局は、定期的なシミュレーション演習が不可欠であるとし、通信や対応システムの課題を特定し、緊急時の即応能力向上につなげる必要があると指摘している。






