2022年6月11日（土）、フィリピンの大富豪ビリヤール氏率いるグループが所有するショッピングモール「VISTAモール」がダバオ市で初めてミンタル地区で建設され、同じく同グループが所有する家具、家電などのホーム用品等を販売するALLHOMEがVISTAモール内でオープンした。
ALLHOME社によると、今回ダバオに初進出した狙いは同社が掲げる2026年までにフィリピン全国にALLHOMEを100店舗をオープンさせるという目標の一環であり、これはフィリピン証券取引所への開示情報にも沿っているものであると述べている。
また、同社のマニー・ビリヤール・ジュニア会長も今回ダバオ市に初めてALLHOMEをオープンさせたことに関して、2026年までにフィリピン国内で100店舗をオープンするという計画は達成できると確信しているとコメントしている。
同社は今後の進出計画についても発表しており、それによると、マニラ首都圏の他、各地方の主要都市、ルソン島カロオカン、ラスピニャス、モンティンルパ、ブラカン、ダスマリニャス、カビテやセブに順次店舗を広げるとしている。
マニー・ビリヤール・ジュニア氏は、2022年4月29日に日本政府から旭日大綬章が授与されている。同氏は、2006年から2008年にかけてフィリピンで上院議長を務めていたが、2008年9月に日・比租税条約改正議定書、同年10月には日比経済連携協定が批准されており、これらの協定によって、日比両国間の貿易額、フィリピンへの日系企業進出数、日本からフィリピンへの直接投資額が増大したとされている。
