世界的に燃料費の高騰が続いている。その流れはダバオ市にも押し寄せているため、ダバオ市はジープニーやタクシーの運転手に燃料費の補助を出した。燃料費が負担になり、最悪営業できなくなる運転手が出ないようにするためにも、必要な支援といえよう。
19日火曜日、補助金を受け取ったジープニーやタクシーの運転手は、合計873名となった。そして、ダバオ市社会福祉開発局(CSWDO)から各運転手に3,000ペソが配られた。CSWDOの担当者は、社会福祉開発省(DSWD)に書類を提出した1組目および2組目が対象となったと語った。また、別の組については今後支払いがあるので、興味がある人は近くにあるCSWDOのオフィスを訪ね、補助金を受け取りたい旨を職員に伝えてほしいとも述べた。
これまで、ダバオ市のジープニーやタクシー運転手からは、厳しい状況が語られてきた。燃料代だけでなく生活必需品の値段も高騰しているため、家族を養うことも難しいという声も聞かれていた。ここにウクライナ侵攻が加わり、燃料代はさらに増加していく状況であった。この補助金で、いったいどれだけの運転手が救われたことだろうか。
世界的情勢を見ても、燃料代が落ち着く様子は見られない。今後も行政による支援が必要であろう。