【News】選挙に伴って発生する大量の「ごみ」、環境団体が警鐘を鳴らす

2022年5月の選挙に向け、フィリピン各地で活発な選挙活動がおこなわれている。この選挙活動でどうしても発生してしまうのが「ごみ」だ。これまで洪水の原因となったり、再利用できないプラスチックの使用が禁止されたりと、ダバオ市ではごみの意識が高くなってきている。選挙で出るごみについても、環境団体は注視している。

ダバオを拠点に活動する環境団体「Idis」は、2月8日に始まった選挙活動によりさまざまなゴミが出ており、3月25日に始まる地方選挙により、さらに多くのごみが出てくるのではという懸念をあらわにした。ビニール製の横断幕、風船、紙ふぶきなど、日々おこなわれている選挙活動ではたくさんのごみが出ている。Idisは、「選挙による環境への影響が、選挙が始まったことで懸念されるようになり、競うようにしておこなわれている選挙がさらにたくさんごみを出すことになる」とコメントした。さらに、リサイクルできるのはそのうち「ごくわずか」だとも述べた。

選挙で使われている横断幕は日本でよく見る薄いレジャーシートの素材で作られている。これがゴミ捨て場に埋められても自然分解はなかなか進まず、燃やしても有害物質を生み出すことになる。そのため、このようなごみはほったらかしにされるのが常だ。

そのため、Idisは、選挙に出馬する人たちにリサイクルできる素材を使うよう訴えているが、無視されているという。全員で設定した環境のゴールを無視しているのと同然だと、同団体は語っている。そして、「選挙活動で出されるリサイクルできないプラスチックは、排水溝を詰まらせ、自然に生きる動物たちが食べてしまい、土や水も汚す、その結果人々の健康や環境に悪影響をもたらす」と語った。

また、ポスターを木に貼るといった行動も、環境破壊につながっていると警鐘を鳴らした。本来、ポスターなどの選挙活動の道具は木に貼ってはならず、マーケット、バランガイセンターなど皆が使う場所に限定されている。

これからさらに活発になってくる選挙活動。そこでより多くの票を獲得するために活動を精力的に頑張るのはもちろんだが、その過程で環境に配慮した行動が求められている。

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