【News】ダバオ地方の貧困世帯層が四年前と比べて減少と統計局が発表

ダバオ市役所

2022年2月28日(月)、フィリピン統計局(PSA)は、ダバオ地方における貧困世帯層が2018年の同時期に比べ減少したと公表した。同局が公表した内容によれば、2018年の調査時には233,000世帯が貧困層であるとされたのに対し、今回の調査では195,000世帯が貧困層であるとされ、17.8%から14%に減少したことになる。

貧困世帯層とは生活に必要な食料や生活必需品を購入できるかという定義で、金額的には月額11,103ペソの収入を下回る世帯を表す。前回の調査に比べてダバオ地方では38,000世帯が最低収入を上回り、貧困世帯から脱したことになるが、全国的には12,082ペソの収入を下回る世帯が貧困世帯層とされ、ダバオ地方は全国平均を下回った。

当局は月額11,103ペソが5人の家族構成で基本的な食料、教育、健康、水道、電気、衣服や靴などを購入するために必要な最低限の金額(貧困世帯層ライン)であるとしている。2018年の同時期には10,598ペソであったことを踏まえると4年で約5%上昇したことになる。しかしながら、食料品の物価やエネルギー価格も上昇しており、生活は厳しい状態である。

ただ、ダバオ市はダバオ地方でもっとも貧困率が低く、2021年1月から3月期で6%を記録している。一方、ダバオオキシデンタル州は最も貧困率が高く、月額10,695ペソを下回る世帯が31.7%を記録している。またダバオオリエンタル州も月額11,490ペソを下回る世帯が24.5%と4世帯に1世帯は貧困世帯層という結果となった。

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