対面授業の再開に向けておこなわれた「パイロットテスト」の結果が公表され、新型コロナウイルスの校内感染が見られなかったと明らかにされた。今回の結果は、今後の全国的な対面授業の再開に大きな弾みを与えそうだ。
教育省ダバオ支部の報告によると、2021年11月15日から12月17日の期間において、ダバオ地方から参加した9校すべてで、新型コロナウイルスの感染者が出なかったという。また、出席率も平均で91%(公立校87%、私立校94%)となった。
教育省ダバオ支部のAllan Farnazo長官は、気候の変化にともなうもの以外には、病気の報告はなかったと述べた。そして、「出席率が高いことは非常に弾みになります。また、新型コロナウイルスで調子が悪くなった児童もいませんでした」と語った。
教育省ダバオ支部は、対面授業のパイロットテストについて、さらに多くの学校でおこなうことを計画している。ダバオ地方の186校が再開されると以前発表があったものの、ダバオ地方の多くが警戒レベル3になったことを受け、学校再開は見送られることになっている。しかしながら、警戒レベルが2より下に落とされれば、すぐにでも資格のある学校は再開すると述べている。これには、その逆に、警戒レベルが3以上に上がれば、すぐに対面授業が中止となることも含んでいる。
追加して対面授業が再開される予定の学校には、ダバオオキシデンタル州から46校、ダバオデルサル州から35校、ダバオデオロ州から23校、ダバオオリエンタル州から16校、ダバオデルノーテ州から4校が選ばれている。さらに、ダバオ市の5校、ディゴス市の10校、サマル島アイランドガーデン市(Igacos)の10校、タグム市の21校、Panabo市の5校、そして、Mati市の1校も含まれている。
今回のパイロットテストの成果により、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き次第、対面授業がさらに多くの学校で再開されることになりそうだ。