2021年8月19日(木)、新型コロナウィルスワクチン接種を開始してから6か月間が経過したが、ダバオ市が公開した情報によると、市民30万人以上が既にワクチン接種を2回完了したということだ。市は180万人とされる人口のうち120万人に対してワクチン接種を完了させることを目標に掲げている。
ワクチン接種を管轄する市の部署によれば、2021年8月17日(火)時点でワクチン接種を2回完了した市民は303,282人、具体的には医療従事者ら等の最も優先されるグループA1が43,370人、続いて優先される高齢者等のグループA2が80,125人、基礎疾患等の持病を持つグループA3が111,646人、エッセンシャルワーカー等のグループA4が61,290人等となっている。
ダバオ市でワクチン接種が開始されてから6か月間が経過したが、市は目標とする接種完了人数120万人に対して、まだ15%程しか達成していないこともあり、サラ市長は1日の接種目標人数を1万人から15,000人引き上げ、また各所にモバイルワクチン接種会場をオープンさせるなど接種スピードを加速させていきたいとコメントしている。
ダバオ市で接種に使用されているワクチンの種類は、中シノバック、英アストラゼネカ、米ファイザー、米ジョンソン・エンド・ジョンソン、露スプートニクV及び米モデルナで、市民はワクチンの種類を選択することはできない。ワクチンを1回接種した市民は465,391人、2回接種した市民は303,282人となっている。
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