【News】ダバオ出身のネスティ選手、メダルが確定

フィリピン国旗

7月28日日本時間11時、ダバオ出身で女子ボクシングフェザー級準々決勝に臨んだ「ネスティ・ペテシオ」選手は、見事勝利を収めた。これでネスティ選手は、メダルを確定させた。フィリピン初の金メダルをもたらした女子重量挙げ55キロのヒディリン・ディアス選手に続く快挙だ。

ネスティ選手の対戦相手は、コロンビアのジェニマルセラ・アリアスカネスネダ選手であった。今回も判定勝ちとなり、審判2名から30-27、他3名の審判から29-28のスコアを得たネスティ選手は、5-0で勝利を収めた。ボクシングのオリンピック競技では3位決定戦がおこなわれないため、これでネスティ選手のメダルが確定した。準決勝は7月31日の日本時間13時39分からおこなわれ、対戦相手はイタリアのイルマ・テスタ選手だ。女子重量挙げのディアス選手に続くメダルが何色になるのか、ダバオに関係する日本人の皆さんも一緒に、ぜひ応援していただければと思う。

勝利を決め、ネスティ選手は対戦相手や審判への挨拶をしっかりとおこなってから、リングの外にいた二人のコーチと抱き合って喜んだ。そして、コーチは何度も「Thank you」「Thank you very much」と言葉にし、ネスティ選手以上に心の底から喜んでいる様子がとても伝わってきた。ネスティ選手もユニフォームの左胸に刺繍されたフィリピンの国旗に何度も手を当て、その後ガッツポーズを決めて喜びを表していた。

これまでの対戦相手は、どれも強敵ばかりだった。2回戦で当たった台湾の林選手は世界1位の選手、そして今日倒したコロンビアのジェニマルセラ選手は、2018年世界ボクシング選手権で敗北していたのだ。今日の一戦は、その雪辱を果たしたといってもいいだろう。強敵を倒してきたネスティ選手の勢いはすごいものがある。

さらに、日本の入江聖奈選手もメダルを確定させている。両者ともに決勝に勝ち上がった場合、フィリピンと日本でメダルの色を決める一戦がおこなわれることとなる。入江選手の試合は7月31日日本時間19時24分からおこなわれ、対戦相手はイギリスのカリス・アーティングストール選手である。