2021年8月3日(火)、東京オリンピックのボクシング女子、フェザー級(57キロ以下)の決勝が行われ、日本の入江聖奈せな選手がフィリピンダバオ出身のネスティ・ペテシオ選手を5-0判定で破り、金メダルに輝いた。ペテシオ選手は惜しくも敗れたが、今回のオリンピックでフィリピン2つ目となるメダル獲得した。
東京オリンピックでは、フィリピン初となる金メダルをミンダナオ島ザンボアンガ出身のディアズ選手がウェイトリフティングで獲得し、地元フィリピンではオリンピック熱が一気に高まっており、ペテシオ選手には同国初となる大会2つ目の金メダルの期待がされていた。
ミンダナオ島ザンボアンガ出身のディアズ選手の金、ダバオ出身のペテシオ選手の銀以外にもザンボアンガ出身でボクシングのマーシャル選手と、カガヤンデオロ出身で同じくボクシングのパーラム選手が少なくとも現時点で銅メダル以上が確実となっており、東京大会は1932年のオリンピック以降、フィリピンが最もメダルを獲得できた大会となっている。
ペテシオ選手の銀メダル獲得に対して、地元メディアはメダル獲得が決まっている全ての4選手がミンダナオ島出身であることからMINDANAWON(MindanaoとWinの過去形)という造語を創り、ミンダナオ出身のオリンピック選手がメダルを獲得していることを大きく報道している。