4月7日(水)、フィリピン保健省ダバオ支部によると、新型コロナウィルスワクチン接種の優先順位が最も高いダバオ地方の医療従事者77,570名に対して、既に40,898名が一回目のワクチン接種を完了しており、医療従事者の接種率は52.7%であることが報告された。
同省ダバオ支部は、現時点でダバオ地方に到着しているワクチン75,200回分は中国シノバックバイオテック社と英国アストラゼネカ社製のワクチンで、既に到着しているワクチンの93%が使用されているが、来週にはさらにワクチンの供給が見込まれていると述べている。
ワクチンの供給で言えば、7日(水)早朝に第4便がダバオ国際空港に到着した。今回の供給量は14,400回分でそのうち3,600回分がまだワクチンを接種していない医療従事者に対して、残りの10,800回分が一回目の接種を完了した医療従事者に対して実施される予定だという。
保健省の接種計画では、新型コロナウィルスワクチンは合計2回接種する必要があり、1回目の接種を完了した者は2回目の接種まで28日間の間隔を置く必要があるという。ワクチン接種は強制ではないため、医療従事者の中には接種を拒否したものが153名いると報告されている。
フィリピン政府は2021年中に7000万人の国民に接種するために合計1億4800万回分を輸入することを目標としている。既に政府や各地方自治体がアストラゼネカ社及びインドの製薬・バイオテクノロジー大手セルム・インスティテュート・オブ・インディア社と計3000万回分のワクチン供給について合意している。