【News】ダバオ市出身の海外フィリピン労働者(OFW)、Covid-19変異ウイルスに感染

ダバオ

保健省ダバオ支部は、ダバオ市出身のフィリピン人が新たに新型コロナ変異ウイルス(Covid-19変異ウイルス)に感染したと発表した。ただし、この人物はドバイからマニラ経由で帰国していたため、そのままマニラで隔離措置に入っている。

今回感染が明らかになったのは、ドバイで働いていたフィリピン人であった。この人物はダバオ市出身だが、今回ドバイからマニラ経由でフィリピンに入国したため、ダバオ市には到着していない。マニラでCovid-19変異ウイルスへの感染が明らかになり、そのまま隔離施設に移動された。

ダバオ市内のCovid-19対応の中心を担うAshley Lopez医師によると、Covid-19変異ウイルスの感染事例は、2月の10歳の児童ただ1件だけで、その後明らかになっていない。この児童も、既に回復している。さらに、この児童が住む地域で変異ウイルスの感染者は確認されなかった。

Lopez医師は、ダバオ市のCovid-19の感染状況は改善傾向が続いていると語った。2021年3月9日時点で、感染者総数は13,253名、そのうち585名が現在もCovid-19に感染しており、12,025名は回復し、643名が亡くなった。

しかし同時に、新たな感染拡大への懸念もあるという。実際、国内ではマニラやセブで変異ウイルスの感染拡大が確認されている。このような事態を避けるためにも、Lopez医師は、ダバオ市民に対し「基本的な感染対策の徹底」を呼びかけた。

感染力が高い変異ウイルスの感染拡大は、なんとしても阻止したいところだ。