【News】ダバオ市での新型コロナウィルスワクチン接種、本日から開始

SPMC

4日(木)、ダバオ市は2日(火)にマニラから到着した中国シノバックバイオテック社の新型コロナウィルスワクチン12,000回分に関して、3月5日(金)からフィリピン南部医療センター(SPMC)において医療従事者への接種を開始すると発表した。

中国シノバックバイオテック社の新型コロナウィルスワクチンは、60万回分が中国政府からフィリピン政府に寄贈されたもので、3月2日(火)の早朝に第一陣がダバオ国際空港に到着した。到着後はフィリピン保健省ダバオ支部のワクチン保存施設に保管されている。

フィリピン南部医療センター(SPMC)の担当医によると、約150から200名の医師、看護師、看護助手が初日にワクチン接種を受けるという。また、その後2週間かけて同病院に勤務する医療従事者5,900人分のワクチン接種を徐々に実施していくということだ。

ダバオ市の新型コロナウィルス担当者は、ワクチンが優先的に接種されるのはフィリピン南部医療センター(SPMC)の医療従事者、次に私立病院の医療従事者の順になると説明しており、市内でワクチン接種の対象となる医療従事者は合計16,677名になるということである。

ダバオ市保健局によると、市で目標としているワクチン接種人数は120万人で、優先的に接種を予定している人数は上記の医療従事者、高齢者、低所得者、警備員らおよそ50万人であるという。また、医療従事者らは市保健局が、高齢者は高齢者局、低所得者は社会福祉開発局などがそれぞれ接種開始に向けて準備を進めているということだ。

中国シノバックバイオテック社のワクチンについては、第一陣の12,000回分に続き、追加分のワクチン21,600回分が4日(火)早朝にダバオ国際空港に到着し、これで合計33,600回分のワクチンがダバオ地方の公立病院医療従事者及び関係者、私立病院の医療従事者らへ接種されることになる。