17日(木)、ダバオ市観光事務所(DCTO)の所長は、ホリデーシーズンを家族と過ごすため帰省する市民のために、来週21日(月)からダバオ発着のマニラ便を追加して運航すると発表した。実現すれば、ダバオからマニラへのフライトが6便、さらに追加されることになる。
同事務所の所長は、地元メディアの取材に対し、フライトが追加された場合、ダバオ国際空港に到着する乗客は増えると予想されるが、検疫体制も含め、同空港の受入れ体制に問題はないとして、十分に空港側の受け入れ態勢を強化して臨むことを強調した。
ダバオ国際空港を発着とする国内線は、セブ、クラーク、タグビララン、ザンボアンガにマニラとフィリピン航空、セブパシフィック航空、エアアジア航空の3社がそれぞれに合計19路線が就航しているが、ホリデーシーズンの乗客増加を見込んで同空港内に新型コロナウィルス検査施設を追加導入するなどして受け入れ強化を行っている。
現在、ダバオ市内には2,000人以上を収容できる能力を持つ新型コロナウィルス対応施設が23か所ある。そのうち14か所は隔離用で、残り9か所は待機施設となっている。11月23日に公布された市長令63号により、市外から市内に入境する場合で1日以上市内に滞在する場合、あるいはダバオ国際空港に到着した乗客は、入境時にPCR検査の陰性証明書を提出、あるいは検査を受けたのち14日間の自宅隔離が義務化されている。
フィリピン保健省ダバオ支部によると、16日(水)時点で新型コロナウィルスに感染したダバオ地方の症例数は11,072件、現在治療または療養している患者数は2,009名、439名が亡くなっており、8,624名は既に退院もしくは回復している。ダバオ地方の総症例数のうち、ダバオ市が7,767件、ダバオデオロ州が555件、ダバオデル・ノーテ州が1,323件、ダバオデルスル州が806件、ダバオオキシデンタル州が122件、ダバオオリエンタル州が499件となっている。