【News】教育省、「ラジオ学習プログラム」を開始

HOJ

10月5日に授業再開が迫っているが、教育省(DepEd)はラジオ学習プログラム「Matuto sa Radyo(Learn on Radio)」を開始することを明らかにした。ダバオ市内の10個以上のラジオやテレビネットワークを活用して配信し、各コンテンツは1時間の内容になっているという。

ダバオ市にあるTV-based Instruction and Radio-based Instruction (TVBI-RBI)代表のアーノルド・S.バルバサン氏によると、このプログラムは特に遠隔地域に住んでいる子どもたちのために行なわれるという。同氏は、自分自身で学習を進めなければならない児童生徒の手助けになればと語っている。

プログラムのコンテンツは、幼稚園から12年生(高校3年生)までをターゲットにしており、様々な教科の授業が5~7個ほど組み合わさっているという。毎週月曜から金曜までの午前8時から9時までの1時間にわたって配信され、それらは以下のラジオやテレビを通して行なわれる:DXGN 89.9 Spirit FM-Davao, DXWT Wild FM Davao 92.3 FM, DXXL iFM Davao 93.9, DXUM Radyo Ukay 819, DXDC 621 RMN Davao, DXLL 94.7 One Radio, DXRD 711 Sonshine Radio, DXRR 1017 Radyo Rapido, Sky Cable Davao and Solar TV

これらのコンテンツのプリントなどの教具は、訓練を受けた書き手やコンテンツ制作者によって作成されている。この教具の準備には2ヶ月を要し、その質も確保されたものだという。

ラジオは最も小さく、手頃で、遠隔地の学習者がアクセスできる手軽なツールであると、バルバサン氏は語っている。確かに、多くの児童生徒がリモート学習に参加できるようにするため、ラジオは最も有効なツールであろう。大きなチャレンジではあるが、何事もやってみなければ分からない。この取り組みが、ニューノーマルの中で、学校に行けない子どもたちを支援する有益なツールになることを期待している。