フィリピン保健省ダバオ支部によると、7月29日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者の総数は833名であることが発表された。うち39名が死亡し、548名は既に回復したという。昨日、新たに36名の新型コロナウィルス新規感染者が確認され、現在入院、自主隔離中の患者数は246名となっている。
また、ダバオ市も含むダバオ地方(ダバオ市、ダバオオキシデンタル州、ダバオデルスル州、ダバオデルノーテ州、ダバオデオロ州、ダバオオリエンタル州)における新型コロナウィルス感染者の総数は1229名で、うち48名が死亡し、711名が既に回復したと発表されている。
ダバオ市では新型コロナウィルス感染拡大の影響で、都市封鎖が続いており、現在の隔離レベルは緩和された一般コミュニティ防疫(MGCQ)となっている。これは5段階に区分けされた警戒レベルの下から2番目であるが、この措置の期限が今月末までとなっているため、8月1日以降の隔離措置について本日中に政府から発表が行われる予定である。
サラ・ドゥテルテ市長は地元のラジオ番組に出演し、8月1日からのダバオ市における隔離措置方針について、新型コロナウィルス感染症に関する省庁間タスクフォース(IATF)が市内の封鎖レベルを現状維持と大統領に勧告することを期待していると述べ、ダバオ市としても現在の隔離レベルを維持したいという意向を示した。