新型コロナウイルスの影響で世界的に家庭内暴力、児童への性的虐待の急増が懸念される中、ダバオ市でも同様のケースが増加している。ダバオ市政はダバオ市警察署から3月16日から6月26日の間に15件の児童への性的虐待が報告されたと発表した。
ダバオ市警察(DCPO)の女性及び児童保護担当デスクによると、同時期に検挙された合計133件の犯罪事件中、最も多かったのが性的虐待であった。同デスクのエリザ・ラミレス警察担当官は、ダバオ市の性的虐待の大部分が犠牲者の家の中で起こったと報告している。
ラミレス氏は、2020年3月15日から6月30日までのデータによれば、ダバオ市警は子供を含む性的虐待を25件記録しており、それらは全て家庭内で起こっていると説明した。
同氏はまた、「同時期の過去数年と比較すると、性的虐待の割合が増加しており、家にいる間は虐待が続いているため、依然として憂慮すべきことだ。被害者が警察に報告でき、警察がそれに対処できる状態が重要である。これまでにダバオ市警察は1件の事件を除いては事件を解決できた」と語った。