ダバオ市警察(Davao City Police Office、以下DCPO)はコミュニティ防疫が実施されてから現在までに、医療品などを買い占め、法外な価格で販売を行い、利益を得ていたとして合計26人を逮捕した。
物資の買い占めなどについてはコミュニティ防疫開始当初より問題視されてきたが、DCPOは異なる警察署の管轄で行われた11の作戦で同容疑者らを逮捕し、4月末の時点で、3,191リットルのアルコール、50枚のマスク、8箱の手術用手袋などを押収しているという。
4月29日の午後には、バハダエリアに位置するモール付近で行われたおとり捜査では、バイヤーに扮した警察官が違法販売者に接近し、各18リットルのエチルアルコール容器100ガロンを370,000ペソで購入するという取引を行い、逮捕に至っている。フィリピン保健省が定める当該商品の上限価格は1ガロン3,312ペソとなっており、この金額を超えての販売は違法となち、DCPOは政府によって設定された上限販売価格を遵守しない者について、引き続き取り締まりを行うことを発表している。
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