フィリピンは、新型コロナウイルス(以下、Covid-19)の患者を対象とした、アビガンの臨床試験を国内で計画しており、日本政府との調整に入っていることが分かった。
富士フイルム富山化学の「アビガン」は、日本において、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効または効果不十分な新型または再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し、「アビガン」を当該インフルエンザウイルスへの対策に使用すると国が判断した場合に、患者への投与が検討される医薬品として、2014年3月に承認を取得している。
中国科学技術省は3月17日の時点で、すでにCovid-19感染患者の治療薬として、アビガンの有効性を臨床試験で確認したと発表するなど、世界でも注目が集まっている。フィリピン保健省のフランシスコ・デュケ長官
は、アビガンのCovid-19への有効性が期待されるとコメントしており、今後フィリピンでの臨床試験を経てCovid-19治療の前進に期待がかかる。
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