12月15日午後2時(現地時間)にダバオデルスル州を襲ったM6.9の地震は、周辺地域に大きな被害をもたらした。国家災害リスク軽減管理評議会(National Disaster Risk Reduction and Management Council)の報告よると、地震による死者は13名、負傷者は210名、行方不明は1名にのぼった。
さらに、約4千5百軒の住宅が深刻な被害をうけたとされ、避難所でクリスマスをすごし、年越しを迎える被災者も少なくない。今年は10月と11月にも地震が発生したが、15日の地震は最大規模のものだった。
Magsaysay町のArthur Davin町長は、住民は地震に強い恐怖を感じており、心理的にも復興に時間がかかると話した。町には各方面から寄付が集まっており、クリスマスには簡素ながらお祝いを準備することもできたという。
ダバオ市議会はサラ・ドゥテルテ市長の要請に応じ、30万ペソの支援金に加えて、テントや蚊帳、毛布、衣服などを被災地に届けた。震源に近かったPadada町には2千パックの救援物資も到着し、Pedro Caminero Jr.町長は感謝の意を述べた。同町では、消防署や警察署、病院などの施設も甚大な被害を受けており、職員はテントを仮の事務所とし、自治体の運営を懸命に続けている。
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