【News】ダバオ市の護岸事業の見直しが叫ばれる

8月13日のダバオ市議会で、非政府自然保護団体のInterface Development Interventions(以下IDIS)事務局長 Chinkie Peliño-Golle氏は、ダバオ市の護岸工事においてのインフラ事業監視団体(the Davao City Infrastructure Monitoring and Advisory Group:以下IMAG)の役割を強調した。IMAGは、市政府の掲げる持続可能な開発目標に対しインフラ事業が水準を満たしているか監視をする団体だ。

公共事業道路省(Department of Public Works and Highways:以下DPWH)が進めるこの事業は、ドゥテルテ大統領の推進するBuild-Build-Buildプロジェクトの一環として行われ、5千万ペソを投じてダバオ市の全ての河川敷の護岸工事が進められている。

Build-Build-Buildプロジェクトでは以前、洪水被害の防止に向けた事業がとり行われたものの、資金不足により、DPWHが川岸の樹木の伐採を行って工事を進める方法をとったという事例がある。このような背景を受け、Peliño-Golle氏は、Build-Build-Buildプロジェクトによる環境への影響を最小限に抑えるため、DPWHとIMAGが共同してプロジェクトを進めるべきだとダバオ市議会で訴えた。また、地元紙の取材では、川岸の森林伐採は洪水を引き起こすこととなり、護岸工事に目的に反するとも説明している。

ダバオ市は環境への配慮を含むクリーンな都市であることを誇りにしており、事業者への協力を仰ぐ姿勢を崩さなければ、今回の護岸工事事業も成功させることができるだろう。