ダバオ市商工会議所(Davao City Chamber of Commerce and Industry Inc.:以下、DCCCII)の会長であるアルトゥロ・ミラン氏は、ダバオ市と他国の主要都市を結ぶ飛行ルートの増設を引き続き推進すると発表した。
またミラン氏はダバオと日本間の直行便の就航についても、2018年6月にDCCCIIがフィリピンのフラッグシップエアラインであるフィリピン航空に実現可能性調査を依頼して以降、ダバオから日本への直行便の就航実現を支持していると述べた。
また、日本以外で検討されている国際線ルートは、ダバオ市とインドネシアのマナドの間の直行便がある。同ルートは過去(2008年)にフィリピン航空が搭乗率の低さを理由に直行便を打ち切っているものの、ミラン氏は再就航の可能性があることについて言及した。
さらに、昨年カタール航空がドーハ、カタール、ダバオを結ぶサービス拡大に関心があると表明後、ダバオと中東間の直行便もDCCCIIによって実現に向けて交渉が続けられている。
ダバオ市と他国の主要都市間の行き来が容易になることは、海外のフィリピン人労働者にとって有益であることはもちろん、外国人観光客の誘致に非常に効果的であり、ダバオ経済に大きな恩恵を及ぼす要因となるはずで、他国との経済的結びつきも強めることになるだろう。