フィリピン国家警察は、31日午後1時49分にミンダナオ島コタバト市のショッピングモール「サウスシー」で爆発テロがあり、2名が死亡、32名が負傷したと発表した。
年を越すにあたり多くの人が買い物をしているショッピングモール周辺で起こった爆発は、爆風範囲が半径38メートルに達した。
国家警察の調査によると、爆弾の構成要素が地元のイスラム過激派テロ組織の爆弾と一致することが分かっている。警察は「今なら幸いなことに目撃者もいるため、容疑者を捕まえることができる」とし、容疑者の行方を追っている。
また、悪臭を放つ黒い粉末を使った即席爆弾がショッピングモール2階の手荷物カウンターで回収された。
イスラン市やジェネラル・サントス市では8月から9月にかけてイスラム過激派による爆発事件が複数発生している。
ミンダナオ地方では戒厳令が2019年12月31日まで延長されることが12月12日の特別合同会議で決定している。延長理由は同地方のイスラム過激派の掃討と治安維持である。