中国の王毅国務委員兼外相は10月28、29日ダバオに滞在し、フィリピンのロクシン外相との初会談、在ダバオ中国総領事館の開所式に出席した。
会談では、習近平国家主席のフィリピン訪問や両国の領有権で対立する南シナ海での共同開発協力について議論され、会談後はダバオ川橋プロジェクト、治安当局への機材提供のための3億5000万ペソの助成金、台風被害復興支援助成金の3つの二国間合意書が締結された。
王氏は共同記者会見にて、中国政府がミンダナオの電力問題、インフラ整備、マラウィ市の復興の協力をしていくと発表すると同時に、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピンで組織されるBIMP-EAGA(Brunei-Indonesia-Malaysia-Philippines- East ASEAN Growth Area:以下BIMP-EAGA)からの輸入拡大計画を明らかにしている。
BIMP-EAGAは1994年にダバオで設立されている。王氏は「中国とBIMP-EAGAの協力関係を強化することがミンダナオのさらなる発展に繋がる」とコメントした。
最新フィリピン・ダバオニュースはFacebookからチェック
Facebookの「いいね」を押すと最新ニュースの更新が受け取れます