全ての文化と宗教が平和的に共存しているダバオ市。これにより、国内外から多くの観光客が同市を訪問している。そして今回、ダバオ市の提携および友好に対し、中国政府がその感謝の意を表した。
ダバオ地方の公共事業道路省(Department of Public Works and Highways)を担当するAllan S. Borromeo氏は、中国政府が善意の意思表示として、ダバオ市が計画している15億ペソ相当の橋を無償援助することを発表。
この橋はダバオ市が計画している全長18.20kmの湾岸道路プロジェクトの一部になる予定であり、中国政府はブカナ地区を隔てるダバオ川に対し、橋を建設する意向を表明しているそうだ。この橋は元々政府の資金で建設されている予定だったが、中国政府はそこに注目したとのこと。しかしながら、フィリピン政府はまだ中国政府との合意に至っていないことから、建設のスケジュールは公開されていない。
ダバオ市内におけるインフラ整備の建設は今なお継続しており、市の発展に加わることに多くの企業が関心を持っている。しかしそれ以上に、ダバオ市が投資家だけでなく、他国の政府にとっても魅力的であることが今回の件でいっそう証明されただろう。