刑務所に関する機関であるBureau of Jail Management and Penology(以下、BJMP)は、ダバオ地方で最も 混雑している刑務所、トップ10を発表した。
BJMPダバオ地方のエド・ロべニア氏によると、現政権の大々的な防犯、違法薬物防止キャンペーンにより、受刑者の数は著しく増加し、ダバオ地方のほとんどの刑務所で混雑が起こっているという。
パナボ市地区刑務所では、収容定数53人のところに、454人の受刑者が収容されており、混雑率は764%で、最も混雑している刑務所となっている。
次がダバオ市女性刑務所であり、72人の収容定数のところに567人の受刑者、691%の混雑率である。
ディゴス市地区刑務所は収容定数100人、受刑者773人、混雑率670%。ダバオ市刑務所アネックスは、収容定数99人、受刑者747人、混雑率658%。ダバオ市刑務所は、収容人数460人、受刑者3,300人、混雑率617%。ディゴス市地区女性刑務所は、収容定数14人、受刑者80人、混雑率478%。
モンテヴィスタ地区刑務所は、収容定数79人、受刑者447人、混雑率465%。サマール島アイランドガーデンシティー刑務所は、収容定数21人、受刑者78人、混雑率267%。タグム市刑務所は、収容定数100人、受刑者315人、混雑率214%、同市の女性刑務所は、収容定数32人、受刑者47人、混雑率47%となっている。
「裁判所からの命令があるため、私たちは全ての受刑者を収容しなければなりません」とロべニア氏は話した。
刑務所の混雑率を緩和させるために、政府のインフラプロジェクトを通して新しい刑務所を建設するなどが話し合われているという。