セブパシフィック航空は、今年の10月1日より、全ての国内、国際線にてプラスチック製のフォーク、スプーン、マドラーやコップの使用を止め、再利用可能な物に替えることを発表した。
機内食や飲み物に使用するフォークやスプーン等を環境に配慮したものに替えることは、継続的な機内廃棄物の削減を目標としているセブパシフィック航空のプロジェクトの一環である。このことは子会社のcebgoでも実施される。
同航空会社は、37の国内の空港、26の海外の空港へ、1日平均400便を飛ばしている。2017年、1,970万人の乗客がセブパシフィック航空を利用、2018年は2,200万人の乗客の利用を目標としている。同航空会社とcebgoで一日平均18,500個のプラスチックフォークやスプーン、コップ、マドラーが使用されている。
「私たちは、プラスチックの使用を大幅に削減し、本当に必要な時だけ使用するようにしたい」とセブパシフィック航空のCEOである、ランス・ゴコンウェイ氏は述べた。
現在のプラスチックフォークとスプーンは、コーンスターチからとれるポリ乳酸からできた生物分解性のものからできた製品にシフトする。またプラスチックのコップは、同様に生物分解性の紙コップにシフトする。そして、コーヒー等に使われるマドラーは堆肥可能な木材製になる。
氏は「私たちは環境に対してさらに何ができるのかを常に調査しています。低燃費の航空機や二酸化炭素の排出量を減らし、効率的に運航できるテクノロジーに多く投資しています。セブパシフィック航空は、地球環境を守るため、今後も航空機を運行できるよう多くのことに取り組んでいます」と話した。