ダバオ市内に点在する癌患者、彼らの治療に役立つ最新の医療機器が、JPローレル通りの脇にあるSouthern Philippines Medical Centerの癌研究所に寄付された。
当施設が実施するHouse of Hopeプログラムを担当するDr. Mae Dolendo氏によると、今回の寄付を通じて眼癌用の放射線療法装置、810nmのダイオード・レーザー、そして網膜カメラが与えられたそうだ。
氏はまた、ミンダナオ内には500人もの子供たちが小児癌を患っており、早期に診断することができれば、治癒できる可能性は高いと述べた。しかし一部の患者は三次医療へのアクセスがなかったり、金銭・社会心理的に苦しい状況に置かれていることから、早期診断が難しくなっているとのことだ。
同氏によれば、以前は放射線療法を受けさせるため、患者を私立施設やタグム市へと輸送していたが、現在は必要な機器が揃ったことから、上述サービスの提供が可能になったそうだ。