2017年にダバオ市が補助警官隊を雇用して以来、市内の犯罪率が大幅に減少したことを、ダバオ市警察署(Davao City Police Office:以下、DCPO)の警視正アレクサンダー・タグム氏が発表した。
2017年5月22日、ダバオ市周辺の安全確保を目的に強化されたパトロールシステムが導入された際には910人の補助警官が採用された。また、DCPOの報告によれば、導入後の市内の犯罪発生件数は2017年5月~12月にかけて978件となり、2016年同時期の1599件から著しく減少している。
DCPOはさらに、2018年の1月~3月では286件の犯罪を記録しており、前年同時期の456件に比べて半数近くにも減少していると発表している。
現ドゥテルテ大統領が市長に就任する以前は、犯罪多発地域として知れていたダバオ市だが、今回の犯罪対策の強化によって、ダバオ市がより一層安全な都市になるのは間違いないだろう。