【News】発見された新種の植物、サラ市長の名をとって命名

生物学の専門家たちのチームが、フィリピン国内に生育するキョウチクトウ科の花、サクララン(ホヤ)の一種に新種を発見した。一般的にカメラキウムと呼ばれるグループに属する新種は、ミンダナオ島で発見され、ダバオのサラ・ドゥテルテ市長の名前をとって命名された。新種は、カラガ地方ディナガット・アイランズ州の鉱区の近くで2017年4月27日に発見された。

ミンダナオ大学生物多様性と環境研究所のMilton Norman Medina所長は3月1日、ダバオ地方の環境保全への市長の取り組みから、今回発見された新種の名を「indaysarae」(indayは、お姉さんや親愛なるという意味)に決定したとを発表した。

新種の検体は海抜100メートルのところにある、川沿いで採取された。花の大きさは約1.4cm、先端がピンクがかっているという。検体はミンダナオ大学に持ち帰られ、他の専門家による検査が行われた。そして、今後の研究のため、植物学名インデックスである、 International Plant Names Index (以下、IPNI)のデータベースに登録を済ませたとのこと。

およそ1年に及ぶ研究の後、彼らの研究結果は、ホヤジャーナルにて発表された。「同ジャーナルにて発表後、そしてIPNIに登録できたことから、我々はようやくそれが新種だと宣言できました」とMedina氏は話し、「さらなる調査やサンプルの採取を進め、生物多様性の保全に努めていきたい」とも述べた。