【特集】ダバオに留学しよう!パートⅡ-幼稚園から高校まで、フィリピン日系人会国際学校をご紹介

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こんにちは、ダバオッチ編集部です。最近、日本では、お母さんとお子さんの親子留学が流行っているようですね。お子さんが学校に行っている間に、お母様は、語学学校や個人的に英語のレッスンなどを受け、親子でスキルアップできる留学です。

学生のうちに、英語や国際的な感覚を養うことは、お子さんにとっても非常に良い経験になることと思います。年間を通じて温暖な気候と生活のしやすい環境、ビーチやリゾートもあり、休日はリラックスして南国を満喫することもできます。ハワイも良いですが、断然ダバオがおすすめです!

お子さんにとって、ストレスなく国際的な環境で学ぶことができれば、最高ですね。前回の【特集】ダバオの大学に留学しよう!- ミンダナオ国際大学のご紹介に引き続き、今回は幼稚から高校まで、多くの生徒が通うフィリピン日系人会国際学校「Philippine Nikkei Jin Kai International School」(以下、PNJKIS)をご紹介します。

【特集】ダバオの大学に留学しよう!- ミンダナオ国際大学をご紹介

フィリピン日系人会国際学校をご紹介

PNJK-ISは、前回紹介したミンダナオ国際大学(以下:MKD)同様、ダバオにあるフィリピン日系人会が運営しているインターナショナルスクールです。1992年に設立されました。元々は1985年頃に始まった、現地日系人の為の日本語学校が開校の礎になったそうです。

学校は、ダバオ生まれの日本人の方やその他多くの日本人支援者の方からの献身的なご支援の下設立されました。

ダバオのフィリピン日系人会は、幼稚から高校まで、大規模なインターナショナルスクールを備えた、世界的に見ても珍しい非常に大きな日系人会です。

PNJK-IS、MKDと同様に日本語のクラスがあります。初めて学校に行った際、生徒さん達が立ち止まり「こんにちは」と語先後礼で美しい挨拶をくれたことに、とても驚きました。

海外においても、日本人としてのマナーやアイデンティティを忘れずに、学校生活を送ることができるのは魅力的です。日本人の先生方も複数いらっしゃるので、困った時も非常に心強いですね。

幼稚園は、日本でいうところの、年少さん(3歳)から入学することができます。

留学生は、英語、フィリピン語(タガログ)、日本語の3クラスのみ特別クラスで学習するシステムになっており、通常のクラスよりも少人数で効果的に学習することができます。英語、フィリピン語に関しては、その後、担当教師からの評価や推薦により、理解度や語学力に応じて通常クラスに移行することができるシステムになっているそうです。

敷地内には、いくつかの建物があり、幼稚舎から高校生まで、現在約1,500名以上の生徒の皆さんが伸び伸びと学んでいらっしゃいます。校内には、広いメインジム(屋根付きの講堂)、体育館、食堂の他にも、パソコンルームや保健室などの設備も整っていて、各入口には警備の方も常駐されています。安心して学校生活を送ることができますね。

年間を通じて、イベントも多く、日本の文化を経験しながら学ぶ良い機会にも恵まれています。特に毎年10月に行われる「日比祭」は、生徒が中心となって、学校の内外で様々なイベントが開かれる大きな学園祭で、非常に人気があります。そして、学校案内は、こんなにポップなアメコミ風です。見ているだけで楽しくなります。学生が活発に楽しそうに学んでいる様子がよくわかりますね。

入学に必要な手続き

さてPNJK-ISの入学申し込みの流れは以下の通りです。

1.入学試験期間中に入学試験を受け受験し、合格した者のみ入学資格を得る

-指導要録(日本の学校における成績や指導記録)の写しとその英訳したものを提出し、入学試験を受験(受験料200ペソ)。入学試験、及び面接に合格後、入学許可書を受理。

2.入学手続き期間に必要な書類を揃え提出

-下記の入学手続きに必要な書類は以下の必要書類チェックリストを参照。
外国籍の生徒の場合、入学前に特別就労許可書(SSP-special Study Permit)の取得が必要。取得方法、必要書類についてなど、詳しくは学籍課(Register’s Office)にお尋ねください。

3.入学金を納入

入学志願者は、入学に必要とされる全ての書類を提出し、入学金の支払いが完了後、正式に入学が認められる。

2018年の申し込みに関しては、後日追ってアナウンスされるとのですが、例年、入学試験の受付を開始は2月の中旬頃、入学手続きは5月に入ってからとのことです。始業は6月になります。

[入学に必要な書類リスト]

【日本国籍、または外国籍の場合】
1.入学許可書(入学試験合格後、学校が発行)
2.入国管理局発行の特別就学許可証(SSP-Special Study Permit)
3.指導要録の写し(日本の在籍校より取得)とその英文翻訳
4.出生証明書の英文翻訳のコピー2部
5.身分証明書用写真(サイズ1×1インチ 背景:赤)3枚
6.パスポートの身分証明事項掲載ページと直近の入国スタンプが押してあるページのコピー1部づつ。

※①フィリピン国籍または二重国籍の生徒の場合、書類2,4,6は不要。代わりに、フィリピン統計局(PSA(旧NSO)発行の出生証明書コピー2部が必要となります。
※②シニアハイスクール(日本の高校2~3年生に該当)に関しては、現在ミンダナオ国際大学で申し込みを受付けしています。入学申込、問い合わせ等はミンダナオ国際大学までお願いします。

PNJK-ISでも通常授業開始前の夏休み期間を利用して、4月後半より約1か月間、ご希望に応じて特別英語クラスを受講することが可能だそうです。ご希望の方は、学籍課での申し込み時に、当該クラス受講希望の旨をお伝えください。

学費は学年によって異なります。2017年度を参考にすると、年間約4万ペソ~5万ペソ。この金額には、登録料、授業料、設備費、教科書費が含まれ、その他に別途、制服代などの諸経費がかかります。詳しくは、入学時に学籍課にお問い合わせください。ちなみに制服は、パターンをもらって、各々が街中にあるドレスメーカーでオーダーするのだそうです。フルオーダーメード、贅沢ですね。

いかがでしたか?もちろん、ダバオにはPNJK-IS以外にも多くの学校がありますので、日本から全く離れた環境で留学することも可能です。様々なことを吸収する成長期に海外で過ごすということは、語学だけでなく、国際的な感覚や思考に大きな影響を与えることができるかも知れません。ご興味のある方は、学校見学がてら、ぜひ一度ダバオを訪れてみてはいかがでしょうか。