【News】フィリピン大学、先住民の伝統スポーツを紹介する研究書を出版

遥か昔からミンダナオ島でひっそりと生活を続ける先住民、マンダヤとマンサカ族の伝統スポーツを取り上げた研究書「Popular Indigenous Games of the Mandaya and the Mansaka」が出版された。本書は、著者で研究者でもあるフィリピン・ミンダナオ大学(以下、UPミンダナオ)人文学科のジェネヴィヴ・ジョロラン・キンテロ准教授により執筆され出版している。

本書では槍を使った「パリドク」や、「カミリ」という竹筒を使った「スンピタン」、そして弓矢を使った弓術「タンブアン」をはじめとした、狩猟や力比べを取り上げている。

一方でマンダヤ族の伝統スポーツに関する情報は、バランガイのマリノ・バウヨット元会長の協力によって、東ダバオ州マティ市のバランガイ ドン・サルヴァドール・ロペーズより集められた。マンダヤ族の耐久スポーツは、「スグクダン」と呼ばれる、2人の選手が長い竹筒の端を握って、相手をその背後の穴に落とすという一風変わった競技が紹介されている他、「リギド」、「ブンゴット」、「ドゥモグ」と呼ばれる耐久競技や、狩猟についても書かれている。

同教授は、「これらの競技は生活から伝統、そして狩猟の共通点などにおける両種族の親和性を表しており、競争精神は決して友情の一線を越えない。競技を通して彼らが得る楽しさはとても尊いものだ」とコメントした。

本書はUPミンダナオが持つ3つの学術系学科の共同研究であり、最初の出版式はマンサカ族のために、11月24日コンポステラ・バレー州のバランガイ リバイ・リバイにて行われ、共同研究者のエマヌエル・ナバイラ氏も参加した。
また、11月27日には同大学内でも同様に出版式が行われた。