【News】OFWの子供たちへの虐待件数が増加

海外フィリピン人労働者(OFW:overseas Filipino workers)の子供たちの現状に目を向けるよう、あるNGO団体がダバオ市政府に要請している。

今現在、海外にいるOFWやミンダナオに戻ってきたOFW、またその家族を支援する活動を行っているNGO団体(MMCEAI: Mindanao Migrants Center for Empowering Actions, Inc )の調査により、2014年から2017年の半ばまでで、OFWの配偶者、保護者や親戚のもとに残された、少なくとも132人の子供たちが、様々な虐待を受けていることがわかった。MMCEAIの代表であるエレント氏によると、性的虐待、ティーンネイジャーの妊娠、近親相姦、中途退学、大人からの放棄、早期の性的関係、言葉の暴力などが報告されているとのこと。

氏はこう語った。「OFWの子供たちは、親に会いたくて、離れて暮らしていることに大変苦しい思いをしています。彼らは、親が近くにいないことにより、肉体的、精神的、情緒的に虐待を受けるリスクが高いです」。「このことは、OFWの保護と福祉に関するダバオ市の条例を、しっかりと施行することをMMCEAIが求めている理由の一つです。OFWに総合的なサービスを提供するよう市長からの指示を含む、9年前に制定された条例が施行されていません」。「自分たちの問題を誰に相談すればいいのかわからない子供たちは、大変苦しんでいます」。

MMCEAIは、2008年1月に制定されたまま施行されていない、市条例056-08、またはOFWセンター条例の下、OFWセンターの設立を急ぐよう、市に要請している。エレント氏によると、このセンターではOFWの懸念事項、特に困窮した労働者やその家族の相談にのるとのこと。ただ、センターの設立には、市の財政上の問題がある。

氏は、「センターが設立されるまで、支援プログラムは徐々に実行されることでしょう。政府は、OFWだけではなく、彼らの家族にも焦点を当てなければなりません」と話した。氏の団体は、条例の実行を求めるために、サラ・ドゥテルテ市長との面会を望んでいる。その間MMCEAIは、できる範囲内でOFWやその家族の支援を行っていく。