ダバオ市政府は、市の厳重な安全対策の一環として、外国人の短期滞在者に対し、滞在するバランガイ事務所に、滞在登録を要請する案を検討している。これは、地域平和秩序評議会(RPOC : Regional Peace and Order Council)と市平和秩序評議会(CPOC : City Peace and Order Council )からの決議の1つであり、市議会の審議のために、すでにサラ・ドゥテルテ市長の承認を得ているとのこと。
CPOC議長のアコスタ議長は、「提案された決議案の1つは、ホテルやその他の宿泊施設、民間の家庭に宿泊するすべての外国人が、バランガイ事務所に登録することを強制化する案である。該当の外国人は、到着後24時間以内に、滞在するバランガイの事務所に、氏名、生年月日、住所、パスポート番号などの詳細を書面で登録しなければならない。この提案の決議は重要かつ緊急だと考えられている」と述べた。
マラウィ市の大惨事の後、フィリピン国家警察(PNP:Philippine National Police )は市議会に対し、新しい住民や短期滞在者はバランガイに登録手続を行う決議案を可決するよう要求。一時滞在の外国人登録を必要とする提案は、先週、市議会の第一読会にて承認されており、年内の決議が期待されている。
ダバオ市を含む第 11地区のPNP担当ディレクターであるガエルラン氏は、「CPOCを通じた(上記)決議の通過を勧告した」と述べた。氏は前回のインタビューの中で、「過激派やテロリストから街を守る為に、近隣の人々を警戒するようダバオの人々に要請した。マウテグループのメンバーは、マラウィのコミニティの中で少しずつ浸透していった」と話している。
「私たちのコミュニティは、私たちが快適に過ごせるようにしなければならない。家族のことを思うのと同じように、気に掛けて守っていく必要があります。ダバオのコミュニティは、新しい人がコミュニティに入ることを許すべきではありません。なぜなら、マラウイのように、まるで無害という見た目の人を受け入れることによって、大きな事件に成長してしまう可能性を秘めているからです。と述べた。