【News】ミンダナオ南ラナオ州で地震

避難訓練

24日の早朝、南ラナオ州ワオ町でマグニチュード5.4の地震が起こった。地域の災害リスク軽減管理室(MDRRMO:the Municipal Disaster Risk Reduction and Management Office) の報告によると、被害は、負傷者5人の他、3つの学校の建物、4つのモスク、2つの保健所、2つの教会、4つのバランガイホール、425軒の住宅が部分的に損壊、6軒の住宅が全壊しているとのこと。被害額は約1000万ペソ、死亡者はいなかった。

ワオ町の病院では、窓や床が壊れ、備品などが散らばった為、病院外のテントへ、64人の患者を避難させた。MDRRMO代表のガルシア氏によると、「マグニチュード5.4の地震は、午前4時47分に起こった。詳しい被害状況は、現在検証中である」とのこと。各地域の震度は以下の通り。

震度6: ブキドノン州カリランガン町

震度5: カガヤン・デ・オロ市

震度4: ブキドノン州パンガントゥカン町、カディンギラン町、マラマッグ町、ダムログ町、ケソン町、ドン・カルロス町、バレンシア市、マライバライ市

震度3: 北コタバト州カバカン町、ブキドノン州タラカグ町、東ミサミス州タゴロアン町

震度2: キダパワン市

最初の地震に続き、午前5時17分にM4.3、5時30分にM4.2、10時39分にM4.0と余震があり、フィリピン火山地震学研究所(Phivolcs: Philippine Institute of  Volcanology and Seismology)の報告によると、25日夕方までに、少なくとも11回の余震を記録したとのこと。一部地域で停電と断水があったが、現在は電気、水道ともに復旧している。