フィリピンのLCC、セブパシフィックが、10月21日にダバオとボホール島タグビララン(Tagbilaran)間の直行便を就航することが明らかになった。運航は、セブパシフィック100%子会社であるセブゴ(Cebgo)が行う。週4便のフライトで、機材は小型機のATR 72を使用する予定とのこと。タグビラランは、フィリピン中部ボホール島の西南部にある港湾都市で、ボホール州の州都でもある。
セブゴの代表であるラオ氏は、この区間のフライト就航にあたり、「全てのお客様に満足していただけるよう、私たちはお客様からのご提案やご意見を心から歓迎しています。ダバオ-タグビララン間の新しいルートは、地域社会から要望に応えることができるだけでなく、両都市において、ビジネスと観光の両方を刺激していくと考えている。」と述べた。
また、ダバオ市観光局(Davao City Tourism Operations Office)のタクソン氏は、「この便は、観光だけでなく、ビジネス面においても両都市に多くのチャンスを与えてくれるものと思っている。地域の人々だけでなく、特に外国からの人々が、ダバオを訪れる機会となってくれると思っている」と話している。
同様に、フィリピン観光省(DOT:Department of Tourism)ダバオ地域責任者であるアラバド氏も、「ボホール島は、フィリピンが推奨している観光地のひとつであることからDOTは、観光客のアクセスが増えることが期待されるこの便の就航を大いに歓迎している。新しいルートは、海外からの観光客にとってもダバオへのアクセスを便利にするだろう。」と述べた。
さらに、「外国人観光客にとっても、次の目的地としてダバオに行きやすくなるだろう。チョコレート・ヒルズ(ボホールの観光地)を見学した後に、ダバオに移動し、フィリピン最高峰のアポ山や、世界遺産であるハミギタン山を見学したり、フィリピン・イーグルと遭遇することができれば、よりインパクトの強い観光体験となるだろう」と付け加えた。
ダバオはミンダナオ島の拠点として機能しており、セブパシフィックは、現在、マニラ、セブ、バコロド、カガヤン・デ・オロ、ドゥマゲッティ、イロイロ、タクロバン、ザンボアンガへ直行便を運航。国際便として、ダバオからシンガポールへ直行便を運航している。